第二土曜授業が始まって久しいが,野外活動に当てる学校も多いようだ.
この日は田んぼと水路の生き物調査の講師に呼ばれた.
この学校は4年目になる,6年生は何度か顔を合わせているので,最初から楽しんでもらえたようだ.
1年生も初めて間近で見る生き物に興味津々,特に小型だったがシマヘビには大興奮.
秋口はヘビ類がよく見つかる気がする.
同日午後には合鴨農法の方々が,自分の田んぼにどんな生き物がいるのかを勉強したいとのことだったので,合鴨農法の第一人者である萬田農園へ赴いた.
20名近くの大人を対象とするのは久しぶりだったので,どうなることやらと思ったが,生き物全般の話を和気藹々とできたと思う.
水田周りに水路を作ることで,排水が良くなることと水生生物が多く生息する環境になっていた.
この水路ではミズカマキリが数頭見られたほか,マツモムシ,コマツモムシ,ヒメガムシ,ヒメゲンゴロウ,チビゲンゴロウ,ヌマガエル,トノサマガエル,タカハヤ,ウスバキトンボ(ヤゴ),シオカラトンボ(ヤゴ)などが見つかった.
恒例のようになったヘビを見せると,2-3人の大人がのけぞるように避けていた.子供の方が興味津々で触りに来る.好き嫌いはあって当然,むしろ好き嫌いがあった方がよいと私は思う.
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