とある地点で調査を行っていた.
ふと,渓流が目に入り浅瀬に行ってみると探していたミズスマシが所狭しと泳いでいる.
大きさからするとヒメミズスマシだろうか.しかし数が多い.
きっと別種も混じっているかもしれないなどと思いめぐらせながら上流へむかうと,
今度はゲンゴロウが泳いでいる.まるで川魚のように.ナミゲン,コガタノゲン,クロゲン,ガムシ,背中に八の字が描かれている妙なガムシもいた.ものすごく興奮してタモ網ですくいすづける.
初めて採集した種もいるだろう.こんな川が残っていたなんて!と,余韻に浸りながら河川敷に横たわっていたら,いつの間にか眠っていた.
聞き慣れない音で目が覚める.
どうやら携帯の着信音なのだが,私が設定した音ではない.
とにかく通話ボタンを押すと,”集合時間が迫っているから早く来い”と調査依頼主から少し強めの言葉.
”近くにいますので,すぐに行きます”とあわてて答える自分に苦笑して
そして
目が覚めた.
なんとも楽しく,不思議な夢だったので,書き残しておく.
虫の夢を見るのは久々だ,
さて,もう一眠りするとしよう.