エノキカイガラキジラミを探して約2年.ついに自力で九州全7県で発見できた.
最後の砦は福岡県.今回久留米市の高良山にて発見.
しかし1個体のみ,さらに,虫こぶ分が何者かに食われている不完全なもの.この後,2時間ほど探したのだが追加は見つからず,生息状況の薄さを物語る.
でも,とりあえず各県で1カ所以上で見つけたことになるので,一段落.これからまとめ作業に入ろうと思う.
じつは,この高良山では毎年久留米昆虫同好会のメンバーが虫供養をしているということで,付いていった.
宮司さんにありがたいお経を読んでもらう.参加者は15名ほど.
この一年間に出会った昆虫たちに感謝の意を込めて供養する.
これは見習わなければ.
供物も十分にある.
初めて見る供養塔.
モデルはナガサキアゲハらしい.
そのナガサキアゲハの腹部にはマイマイが寄生虫のようについていた.
おそらくツクシマイマイ.下は別個体.
この頃は陸産貝類も仕事の範疇に入ってきたので,少しずつだが集めている.サンプルはあるに越したことはないが,肉抜きの処理が間に合わない.腐敗するとカナリ悪臭がするので,慎重に扱わねばならない.何事も経験だ.